私学教員の雇用形態や募集傾向について知ろう!

私学教員の採用情報

教員を目指す皆さんにとって、大きな選択肢となるのが公立学校と私立学校の教員採用試験。しかし、私学教員募集は公立とは大きく異なるため、ポイントを押さえて効率良く探す必要があります。そこで今回は、私学教員の雇用形態と募集時期の傾向についてご紹介します。

教員を目指す皆さんにとって教員になるための主な選択肢となるのが、公立学校と私立学校の教員採用試験です。そこで気になるのは、公立学校と私立学校の教員募集方法の違いです。
私学教員の募集は、都道府県や地方自治体毎に実施する教員採用試験を受験する公立の場合と異なり、学校毎で不定期に行われるため、ポイントをおさえて、効率よく募集を探す必要があります。
今回は、「私学教員の雇用形態にはどのような職種があるのか」「私学教員募集はいつから行われるのか」といった点から、私学教員募集の傾向についてご紹介していきます。

私学教員の雇用形態の種類

公立と私立とでは、教員の雇用形態にも違いがあります。
まずは、私学教員が雇用される主な職種について見ていきましょう。

1.専任教諭

まず、「専任教諭」はいわゆる正規雇用であり、期間の定めがありません。基本的には定年まで採用された学校で勤めるため、異動はほとんどありませんが、法人内で勤務校が変更となる可能性はあります。

2.常勤講師

「常勤講師」は、専任教諭同様教科を担当し、生徒・児童の生活や進路指導・校務分掌も行いますが、雇用期間が定められていることが大きな違いです。

3.非常勤講師

「非常勤講師」は、常勤講師と同じく雇用期間が定められており、授業のみを担当。基本的に、校務分掌は行いません。

ひとくちに私学教員といっても、雇用形態によって、働き方や雇用期間が異なってくるため、まずは自分が希望する職種を明確にする必要があります。
また、職種によって、募集時期の傾向も変わってきます。次に、それぞれの募集時期の傾向をおさえておきましょう。

私学教員の募集時期

私学の場合、職種によっては、早期から教員募集を行うケースが増えてきているのをご存知ですか?特に、専任教諭の募集は、5月から7月にかけて増加するため、どれほどスムーズに情報収集することができるかが重要となってきます。それに続いて、常勤講師は10月から12月に募集がピークをむかえ、非常勤講師は年明けの1月から3月にかけて募集が増える傾向があります。

以上のポイントからいえることは、私学の教員の場合、それぞれの募集時期を把握した上で、早めに情報収集することが不可欠、という点です。

公立の教員採用試験を目標としている方でも、試験結果が出た後から私立教員の募集を探すようでは、専任教諭など希望者の多い職種は、すぐに採用枠が埋まってしまい、気づけば募集が終了してしまっている、という可能性があります。私学教員としての勤務を選択肢として持つ方は、早めの対策を心がけることがベストです。

私学の教員募集は不定期の場合が多い

私立学校では、教員の退職やクラス数の増設などに対応する際に募集を行うのが主となります。そのため、人数や教科・職種は年度によって異なり、募集は不定期となる場合が多い傾向にあります。つまり、特定の学校が、毎年同じ時期に同じ内容の募集をするとは限らないのです。そのため、私立の教員募集については、早めに情報収集を開始し、こまめに募集をチェックする必要があります。

とはいえ、数ある学校のなかから全ての募集を把握するのはとても困難なことです。そこで、私学教員を目指す皆様の役に立つ情報を多く発信しているT-POSTを利用してみるのも、ひとつの方法といえます。年間を通して多くの採用情報が提供されていますので、効率よく募集情報を探したい方は、ぜひ一度登録してみてはいかがでしょうか?